花が季節を連れてくる ― 高千穂で咲くhanaTo/hanaTo farm の物語
- 0 お気に入り
- 25 view
- お気に入り登録
🌿 岩戸神社の前で、気持ちがぱっと晴れる出会い
ひんやりと澄んだ空気が広がる岩戸神社の前で、ふっと心が明るくなるような出会いがありました。天岩戸交流センターあまてらす館前で開かれていた『hanaTo/hanaTo farm』さんの POP UP STORE。
この日は空気がきゅっと冷えるほどの寒さでしたが、店先に並ぶ季節の花々は、近づくほどに気持ちを軽くしてくれるようなやさしい色と香りをまとい、思わず足を止めてしまうほどの華やぎを放っていました。

年末のPOP-UP-STOREのためお正月用の可愛い商品がたくさんありました💐

カラフルい草🌈(椿の水引)

お正月生花アレンジ💐

町内のスイートピー
🌼 花と歩きはじめたきっかけ
花屋で働き始めたのは、今から15年前。20代後半の頃でした。
それまでは法律系の大学を卒業して、そのまま法律の仕事に携わっていたのですが、ある日ふと「もう法律の勉強はしない」と心が決まり、まったく違う世界に飛び込んでみたくなりました。
最初はブライダルプランナーを目指していたものの、「手に職をつけたい」という思いが強くなり、ブライダルの中でも“花”なら自分の技術が育っていくし、形として残るところに魅力を感じました。
そうして、ブライダル部門のある花屋さんへの就職を決めたのが、花との本格的なお付き合いの始まりです。

hanaTo farm のラナンキュラス🏵️
💐 心に残っている思い出
ブライダルの現場では、日々が新鮮で、驚きと感動の連続でした。
ブーケや高砂の装花はもちろん、ホテル館内の季節ごとの大きな装飾など、普通の花屋さんではなかなか経験できないスケールの仕事に触れることができました。
巨大なアレンジメントが少しずつ形になっていく様子を間近で見たり、自分の手で仕上げたりしたときの胸が高鳴る感覚は、今でも鮮明に覚えています。
当時はブライダルの件数も多く、1日に十数件の予約や打ち合わせが入ることもありました。
土日はまさに“秒単位”で動くような忙しさで、気づけば息をつく暇もないほど。
でも、不思議とつらいという気持ちはなく、むしろ充実感のほうが大きかったように思います。
あっという間に過ぎていった一年一年が、今の私をつくってくれたのだと感じます。
花と向き合い、誰かの大切な瞬間に寄り添う仕事を続けてこられたのは、あの頃の経験があったからこそ。
振り返ると、すべてが大切な宝物のように思えます。

🌼 フラワーアレンジメントも、花の名前も。少しずつ身についていく楽しさ
フラワーアレンジメントは、最初は「難しそう…」と思っていたけれど、続けていくうちに自然と手が慣れていきました。
花の名前も同じで、たとえばバラひとつとっても品種がたくさんあって、先輩に「バラの〇〇取ってきて」と言われても、最初はどれのことか分からず戸惑うことも。
でも、花には季節があって、春に使った花は翌年の春にもまた出会える。
そんな季節のめぐりと一緒に、少しずつ名前を覚えていけるのが嬉しいところです。
気づけば、花を見るたびに「今年もこの季節が来たな」と思えるようになっていて、アレンジメントの世界がますます楽しくなってきました。

おまかせでフラワーアレンジメントしてもらいました🥰



あっという間に完成💐美しすぎて、しばらく眺めてました😍
🌸 hanaTo / hanaTo farm
― 自分で育てた花を、まっすぐお客さまのもとへ ―
高千穂ファーマーズスクール1期生として、私は2022年4月に入校し、ラナンキュラスを専攻して3年間しっかり農業を学びました。
(高千穂ファーマーズスクールhttps://takachiho-fs.jp/)
「自分の育てた花を、お客さまの手に直接届けたい」
その思いを胸に、今ではラナンキュラス、芍薬、りんどうなど、気づけば10品目もの花を育てる花屋兼花卉農家として活動しています。
育てた花はJAみやざきへの出荷はもちろん、地元の方にも気軽に手に取っていただけるよう、InstagramのDMからご注文を受けられるようにしています。
さらに、町内3店舗ではサブスクリプション(メンテナンス込み・金額は応相談)も行っており、日常の中にそっと花のある時間をお届けできたら…という気持ちで続けています。
高千穂がまだせ市場の直売所鬼八の蔵でも、ときどきですがお花を置かせていただいています。
季節ごとに表情を変える花たちが、訪れる方の心をふっと明るくしてくれたら嬉しいです。
これからも、新しい挑戦を少しずつ重ねながら、花とともに歩んでいけたらと思っています。
どんな花の物語が生まれていくのか、私自身とても楽しみです。

おわりに
花とともに歩む時間は、決して派手ではないけれど、日々の積み重ねの中で静かに色づき、気づけば大切な景色になっていくものだと思います。
『hanaTo/hanaTo farm』さんの花には、そんな“日常の中の小さな光”がそっと宿っていて、手に取った人の心をふわりと軽くしてくれるあたたかさがあります。
岩戸神社の前に広がる明るい光、やわらかな風、そしてその場所に寄り添うように咲いていた季節の花たち。
POP UP STOREで過ごしたひとときは、まるで花が「ここにいるよ」と語りかけてくれるような、静かで豊かな時間でした。
花屋として、そして花を育てる人として、長い年月の中で積み重ねてきた経験や想いが、今の『hanaTo/hanaTo farm』さんのやさしい世界を形づくっているのだと感じます。
ブライダルの現場で息つく間もなく駆け抜けた日々も、季節のめぐりとともに少しずつ覚えていった花の名前も、すべてが今につながる大切な道のり。
その歩みがあるからこそ、花たちはより深く、よりまっすぐに人の心へ届いていくのでしょう。
これからも季節はめぐり、花はそのたびに新しい表情を見せてくれます。
どんな色が咲き、どんな物語が生まれていくのか、私自身も楽しみにしながら、そっと見守っていきたいと思います。
今日出会った花のひとつひとつが、誰かの日常にやさしい彩りを添えてくれますように。
ご注文受付/イベント情報
Instagram
@_hanaTo__
(時期により混雑が予想されますので、余裕をもってご依頼いただけますと幸いです。)
- 6
- 0
関連の記事
コンシェルジュからのおすすめ
お客様のご要望に沿ったおすすめの観光情報・宿(ホテル 旅館)・レストラン・居酒屋・カフェ・ショップ等をコンシェルジュスタッフが厳選してご紹介しております。








