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悠久の伝統と現代をつなぐ神々の里高千穂~第一弾~

古来より伝わる神々の舞が奏でる、高千穂の夜

高千穂町と言えば、古から語り継がれる神話、棚田が織りなす風景、そして幻想的な雲海――。これら自然と文化の調和が魅力ですが、高千穂の文化を象徴する神秘的な伝統行事、神々への感謝と祈りを心に込めた夜神楽は、時を超えて今なお地元の人々と訪れる観光客の心を強く魅了し続けています。

そしてまた、そんな夜神楽の季節がやって来ました。 高千穂町の各所で今年も繰り広げられる夜神楽の魅力を第一弾として、お届けします。

11月22日㈮から、各村々で行われる里神楽(さとかぐら)が始まりました。翌年の2月まで続きます。

同日には、高千穂町中心部の三田井(みたい) 神殿(こうどの)通りにある高千穂神社では、「夜神楽まつり」 が開催されました。このお祭りは毎年11月23日の収穫への感謝を大切にする新嘗祭(にいなめさい)の日に奉納神楽として行われます。


11月22日㈮・23日㈯と二日間行われた高千穂神社の「神楽まつり」へ、さっそく参拝を兼ねて行ってきました。

(写真:高千穂神社の正面鳥居の様子)

「高千穂神社『夜神楽まつり』で神聖な光景に出会う」

陽が落ちる頃、神社の鳥居をくぐると目の前に広がるのは、手作りの竹灯籠が並び、そのまま境内に導かれるような参道の光景。 静寂と灯火の揺らぎが織りなす雰囲気は、日常から分からなかった神聖な瞬間に私たちを誘いこむかのようです。

階段を登り上がると、境内内はライトアップされ今年の秋の紅葉は遅いながらも色づいており、美しく照らされていました。

(写真:高千穂神社の夜の境内)

(写真:まつりの神楽宿の神楽殿入り口の様子)

高千穂神社本殿に隣接する「神楽殿(かぐらでん)」の外庭(入口正面)に注連(しめ)が立てられ、「外注連(そとしめ)」(*注1)と言われていますが、その外注連が高千穂町の神々が神楽宿(かぐらやど)(*注2)へと降臨するための道しるべとなります。どの地区の神楽宿に行きましても、この外注連が美しく天に向かいそびえたっていて感動いたします。何百年も毎年毎年この日のために準備され、お役目とはいえ裏方のご奉仕に胸を撃たれます。

(写真:高千穂神社神楽殿の外注連の様子)

(写真:昼間の高千穂町神社境内の賑わう様子)

(写真:夜の高千穂神社外注連の様子)

外注連から神楽宿に降臨された神々は、神楽宿にて夜を徹して神楽を舞われるのです。

高千穂神社の神楽祭りの詳細はこちら→「一般社団法人高千穂町観光協会のサイト」

夜神楽の舞の様子は第二弾にてお届けしますね!お楽しみに。

「夜神楽を盛り上げる地元の味と温もり」

夜神楽まつりで賑わう境内では地元の方々が、寒い中訪れたお客さのために体を温め、盛り上げる為に毎年出店されています。知らずに訪れた観光客も地元の方々とおしゃべりしながら小腹を満たすと心も温まりますね。

(写真:まつりの出店でテイクアウトした甘酒 ぜんざい 焼き鳥 つきたて餅 麻尻炒り大豆)

焼きたてのよもぎ餅は、その場で醤油をつけて香ばしく味わい、楽しみました。また、手作りの甘酒やぜんざいやお餅や焼き鳥をテイクアウトし、まつりの余韻を感じながら美味しくいただきました!(#^^#)特にお餅は、白餅以外に高千穂産のよもぎと紫蘇を練り込んだものと全3種類があり、地元の食材を使用し手作りならではの温かみが感じられますね。(高千穂神社のアクセスマップは下記に記載)

高千穂町内の夜神楽の期間は下記の通りです。

今年度の里神楽(さとかぐら)の日程

◇夜神楽日程→令和6年11月22日㈮~令和7年2月8日㈯ ーー12集落

◇日神楽ーー令和6年11月17日㈰~令和7年1月18日㈯ーー7集落

日程表や詳細は、下記にリンクを記載しています。

その他の詳細は各ホームページのリンクを下記の方に記載しておきますので、ご確認くださいね。


夜神楽シーズンに高千穂町を訪れるお客様を、別の楽しみのかたちで盛り上げる✨✨✨

高千穂神社の「神楽まつり」と同日11月23日より「道の駅高千穂」と「高千穂がまだせ市場直売所 鬼八の蔵」にて、夜神楽にあわせたイベントやっていると聞いてワクワクしながら (*’▽’)さっそくこちらも取材へ!

高千穂神社から歩いて7分ほど神殿通を登ったとこりにある「高千穂がまだせ市場 直売所鬼八の蔵」へ行ってみました。店内に入ったらすぐに高千穂の夜神楽をイメージするコーナーが目に飛び込んできました。スタッフが元気よく「こちらでーす」と特設のディスプレーをアピール✨

イベント名は「KAGURA祭2024」   昨年は「神楽フェア」というイベント名で開催され好評だったため、今年はさらにバージョンアップで開催しますとスタッフが教えてくださいました。わくわくするような新企画もあるのだとか?さっそく内容をうかがっていきます。

(写真:KAGURA祭2024のディスプレーコーナーとオリジナルポスター)

スタッフにどにようなイベントなのかインタビューすると「夜神楽のシーズン限定惣菜の販売や神楽にちなんだ地元のお土産などを集めてコーナー販売に加えて・今年は新たにスタッフが考案した企画でご提供いたします」

その新しい企画とは?

スタッフ「はい、せかっくこの時期に訪れてくださったお客様に「思い出として残るもの」や、「喜んでいただける事」はないかと考え、夜神楽イメージの対象商品をお買い上げいただいた方に夜神楽をイメージした「オリジナルト✨キラキラ✨トレーディングカード プレゼント」を企画しました!」と見せていただいたカードが下記掲載写真です。ほんとにキラキラ光っていてトキメキますね~。

裏面は神楽の説明が書いてあり、海外のお客様にも配慮の英語文も。キラキラが写真では解りずらいかもしれませんが、キラキラの実物を是非ゲットしてくださいませ。期間限定・枚数限定ということなので、どうぞおやめに!

「さらに~まだまだあるんです!高千穂の夜神楽やお祭りでは欠かせないお供えに用いる地元のを紐でくくって熨斗を付けた焼酎瓶を見かけますが、そのイメージで喜んでいただける新しいお土産はできないものかと、考えました(*^_^*)」とオリジナル熨斗とともに、かわいいミニのお酒のセットが並んでいました。

続けて「かわいいオリジナル熨斗6種類あってお買い上げいただいた時にお好きなものを選べるんです!かわいいでしょう(*’▽’)」とスタッフ!とっても素敵なデザインです。さっそくお世話になった方や友人にプレゼントしたくなるかわいさですね。

イベント期間中の惣菜など期間中色々と増えていくそうなので、続き詳細を取材し第二弾でお届けいたします。

「KAGURA祭2024」

期間:令和6年11月23日(土)~12月末日予定
場所:「道の駅高千穂」・「高千穂がまだせ市場 直売所 鬼八の蔵」


夜神楽情報リンク

高千穂町観光協会サイトはこちら

高千穂町役場のサイトはこちら

まびぃ内の過去記事にも夜神楽について記載がありますのでこちら↓に案内しておきます。

【宿泊者におすすめ】高千穂町に来たなら、絶対に観るべき!高千穂神楽拝観案内。


高千穂神社アクセスマップ


道の駅高千穂のInstagramはこちら

高千穂がまだせ市場直売所鬼八の蔵のInstagramはこちら

株式会社高千穂まちづくり公社のInstagramはこちら

道の駅高千穂アクセスマップ

高千穂高千穂がまだせ市場 鬼八の蔵アクセスマップ


注釈1:外注連(そとじめ)とは、神楽祭場などに設けられる庭注連で、3本のノボリダケを立ててさまざまな飾りをつけたものです。神々が天下り、4筋の「みどりの糸(道標の注連(しめ))」をたどって神楽宿へ向かう道しるべとなります。山とも呼ばれています。

注釈2:神楽宿(かぐらやど)とは、夜神楽の神が降臨する場所は「神楽宿」と呼ばれ、高千穂の夜神楽では、各集落の民家や公民館を指します。神楽宿では、神楽の結界として、神庭(こうにわ)が設置された神楽宿にて神々と里人の神事が行われます。


 

おわりに

高千穂の方々は自分の生まれ育った地の氏神様の神社の夜神楽を身近に感じながら育っていかれているのではないでしょうか?三田井育ちの私は、身近な高千穂神社の夜神楽に馴染みがあり、幼少期の当時の高千穂の冬は近年よりずっと寒く、夜空の下を歩いて家族で神社に行った記憶はとてつもなく印象に残っております。

とにかく寒くて眠くて、きっと寝てしまったから父に背負われて帰ったのだろうと思います。心の中は「起きて最後までしっかり見たかった」と子供ながらに思った記憶が残っています。

そんな一瞬一部分微かな記憶しか残っていませんが、観たいという想いが残っているのは、夜神楽というものが、小さい子供にとても印象的なものだったのでしょうね。

人それぞれ感じ方は異なると思いますが、一度高千穂町の伝統の夜神楽の一部分でもよいので触れてみてはいかがでしょうか?

ーーーーー高千穂をこよなく愛するmikotochangでした。

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